節電!省エネ冷蔵庫に買い替え
1996年以前の冷蔵庫は、省エネ冷蔵庫への買い替え推奨 |
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最近の省エネ冷蔵庫の特徴は、インバーター技術による効率的な節電と、真空断熱材による消費電力量の削減ですね。
- インバーター
- 世界初のインバーター冷蔵庫は、1996年にナショナルから発売されたそうです。エアコンでも使われていますが、いつも同じ電力で冷やすのではなく、インバーターによって効率的に冷蔵庫内の温度を保ち、節電できるようになりました。当時の従来機種に比べて約20%電気代を節約できるようになったらしいです。(参考http://national.jp/labo/1996reizou/index.htmlナショナル家電の歴史より)
- 真空断熱材
- 2002年ごろから発売された冷蔵庫に採用されています。魔法瓶と同じような考えで、これによって10年前の冷蔵庫とは大きな節電の差が出るようになりました。
表記されている消費電力量の落とし穴 |
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こう聞くと、「じゃあ、省エネ冷蔵庫に買い替え、節電しよう!!」となるのですが、ちょっと注意が必要です。
冷蔵庫のカタログに表記されている消費電力量の計測方法によって大きく差がでてくるからです。JISの測定方法も2006年5月に変更されました。それ以前の冷蔵庫では年間消費電力量が、150kWh/年という超〜省エネ冷蔵庫の表記がありました(笑)
使用してる冷蔵庫の方が消費電力量が少なくて省エネ?と勘違いしてしまいそうですが、昔の測定方法が実態に合っていない電気代の掛からない環境を想定していたためなので注意してください。
新測定方法 平成18年5月以後 |
旧測定方法 平成18年5月以前 |
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周囲の温度 | 30℃:180日 15℃:185日 |
25℃ |
設置の条件 | 側面壁:両側 奥行:製品奥行寸法以上 隙間:50mm 背面壁:ストッパーまで当てる |
側面壁:両側 奥行:300mm 隙間:300mm 背面壁:ストッパーまで当てる |
庫内の温度 | 冷蔵室:4℃ 冷凍室:-18℃ |
冷蔵室:5℃ 冷凍室:-18℃ |
ドアの開閉回数 | 冷蔵室:35回/日 冷凍室:8回/日 |
冷蔵室:25回/日 冷凍室:8回/日 |
庫内負荷の途中投入 | あり | なし |
自動製氷機 | あり | なし |
実際、過去には表記されている消費電力量と実際の消費電力量との差が大きいとして、省エネラベル協議会が冷蔵庫の省エネラベル貼り付け中止しています。
問題は利用と設置の方法 |
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省エネ冷蔵庫の買い替えでの節電は、普通に利用しても節電効果が大きい訳ではなく、使い方が問題だということがわかりました。じゃあ、カタログ値に近づける(またはカタログ値以上の節電)にはどうすればよいのでしょうか?そこでいろいろ調べてみたところ、いくつか実践しなければならない事があります。
- 設置する時に両サイドと後ろの壁から最低5cmは熱放出のための隙間をあけ、風通しを良くする
- 冷蔵庫の上には絶対に物をのせない
- 熱い物はある程度冷ましてから冷蔵庫に入れる
- 冷蔵庫の冷気を逃がさないためにビニールシートのようなものを張る
冷気を逃がさないビニールカーテンの設置に関しては、一度のことなので楽チン節約術です♪真空断熱材の開発からも分かるように、冷気の逃げが消費電力に大きな影響があります。我が家でも利用していますが、冷蔵庫の省エネには効果大です(特に夏場)!!!
月刊消費者の記事によれば、メーカーによってカタログ値ではわからない消費電力量の差があることも分かりましたが、その中でも日立・パナソニック・東芝は比較的に優良なようです。買い替えメーカーはこの中から選んだほうがいいかも???ちなみに我が家の冷蔵庫は東芝です。